2020年09月

昨年10月に来襲した台風19号による大雨で、長野県内では千曲川が増水、各地で堤防が決壊し、千曲川近くの車庫に停泊していた北陸新幹線が水没する等、各地で甚大な被害が発生。上田電鉄でも上田~城下間に架かる千曲川鉄橋の城下駅側の土手が濁流で削られ、鉄橋の城下駅側のトラス1基が崩落してしまい、上田~城下間は長期間運休が続いていて、現在は上田~城下間はバス代行連絡、城下~別所温泉間は電車は通常通り運転しています。

そんな中、今は仮の始発駅になっている城下駅で、7月23日~9月27日の2か月間限定で、廃車になった日本初のステンレス製5200系電車が、現役時代の様にパンタグラフを上げ、ヘッドライトも点灯して展示されてると話題になっていました。これは是非見に行かなくちゃ!って事で、9月16日に行って来ました。


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今は電車が来ない上田電鉄の上田駅はひっそりしていますが、通常通り切符やグッズを販売中。代行バス乗り継ぎで別所温泉方面へ向かう乗客は、ここで切符を買いましょう。


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電車が来ないホームは開放されてたので、私も入ってみる事に。

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電車が来ない線路は廃線の様に錆びてしまってます。架線は使ってないと腐食してダメになっちゃうのか?撤去されてますね。壁の丸い窓は、上田電鉄のあの電車の伝統を受け継いでますね。

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ホームには崩落した鉄橋の復旧への道が掲出されてました。
クリックして拡大して見てみて下さい。

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城下駅までの電車代行バスは、繁華街の「お城口」とは反対側の「温泉口」のロータリーから発車します。電車代行バスなので電車と接続する時刻に運行するので、日中は1時間に1・2本の運転ですが、上田駅から城下駅まで歩いても15分ほどで行ける距離です。

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バスは地元の上田バス、12:45発車の便に乗りました。

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お昼の便ですが、利用客は大学生っぽい方が多かったです。

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車内から鉄橋が途切れてるのが見えました。
濁流で削られた堤防と土手側の橋台は、修復が終わってるようですね。


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上田からバスで8分で、現在仮の始発駅の城下駅前に到着。駅前は狭いイメージでしたが、大型バスが転回できるぐらい広いスペースがある駅前でした。今回の様な災害時にスムーズに代行バスが運行出来るように、前々から用地が確保されていたかのようです。

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城下駅は無人駅でしたが、仮の終着駅化と代行バス運行にあたり、プレハブの仮駅舎を建て有人駅になり、乗車券やグッズを販売しています。

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窓口で乗車券かグッズを購入すれば、展示中の5200系電車の運転台に入れるとの事なので、入場券を購入。入場券は懐かしい硬券で、しかもこれも懐かしいダッチングマシーンで日付を入れる事が出来るサービスが!

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ダッチングマシーン初体験!「6」が少し薄くなっちゃいましたが、こんなもんかな。

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さてさっそく5200系が展示されてる対向側ホームへ。構内踏切は閉鎖されているので、一般の踏切を渡って仮設の通路を通り、対向側のホームへ渡ります。仮設の車止めが目を引きます。ホームに停車中の赤い帯の電車は元東急電鉄の1000系電車。

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その踏切は遮断機がありません。もしかしたらこの踏切も仮設なのかな?

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東急時代のままの赤帯で活躍中の1001号編成。東急1000系のトップナンバーかと思いきや、東急時代は多摩川線・池上線で活躍していた3両編成の1015F編成で、中間車1両を除いたクハ1015+デハ1315が上田に移籍して、クハ1101+デハ1001に改番して活躍しています。隣に停まってるのが今回お目当ての5200系電車、ホームに上がってご対面!

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いやぁ~懐かしいです!
とは言うものの、実は現役時代に見たことありません(^^;)。そのむかし、東急大井町線で現役の頃撮影に行った時、青ガエルと6000系には出会えましたが、この湯たんぽ5200系には残念ながら出会えなかったのでした。

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パンタグラフも上がってるし、ヘッドライト・急行灯も点灯していて、いまにも走り出しそうな感じです!行き先表示器も東急時代のままの様ですね。行き先表示は日にちを決めて変えていて、この日は快速上田を出してました。

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展示期間の終盤20日間はヘッドマークを掲げて展示の発表がありました。この日は600ボルトの旧型電車から東急の5000系アオガエルと5200系湯たんぽに車両を入れ替えた時に取り付けられたヘッドマークを掲示。あっさり目の小さめのマーク、なかなかイイですね。顔も良く見えるし。

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運転台に入ってみます。このドア昔の人のサイズなのか、体を横にしないと入れないほどの狭さ。

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運転室内も狭!

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幕は7種類、あれ?快速上田が無いけど、特別に入れたのかな?

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昔の日よけって、そうそう透き通ってましたね。
子供の頃かぶってた野球帽の裏側に付いてたメガネを思い出しました(^^;)

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倉庫として使われてる車内は、日よけが全部降ろされていて薄暗くて様子が良く分かりませんが、窓際に棚が立てられ、そこに資材が収納されてるようで、上の段に見えるラッパの様なものは運転台の下にある警笛と思われます。

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東急マークもそのままなんですね。

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反対側のホームからも観察します。

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昭和33年に製造され60年以上が経過した今も、サビ一つ無いピカピカの車体!
波打つコルゲートの美しさ!

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台車はアオガエルと同じで、同世代の車両の台車と比べるとかなりシンプルな構造。

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パンタグラフは通風器の上に乗ってるのが珍しいですね。

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5251の切り文字はかなり控えめ。床下はスカスカで、機器類は撤去されてますね。

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駅の別所温泉方に、このような撮影スポットが設けられてるのが嬉しいですね。

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5200系が上田に移籍後に1000系が製造されたので、東急時代にこの顔合わせは無かったけど、元東急同士の並び、イイですねぇ~!


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赤帯の1000系が出発した後に入って来た電車はコレ!

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復刻丸窓電車、まるまどりーむ号。控えめなスポンサー表記に好感が持てます。


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曇り空から少しだけ日が射しました。
開いてる踏切で通行人と車の邪魔にならないことを確認して素早く撮影。

イイもの見せてもらいました。一念発起して上田に来た甲斐がありました。
現役時代を彷彿させる姿で展示してくれた上田電鉄さんに感謝ですね!

さてこの後、このまるまどりーむ号に乗って、終着別所温泉駅まで乗り鉄しました。

続きはまた後日に~


上田の湯たんぽ電車を見に行く記事の続きです。

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軽井沢から小諸行スカ色115系に乗って19分、撮影ポイントが点在する平原駅に到着。乗って来た電車が隣の小諸駅から軽井沢行となってすぐ折り返して来るので、まずは駅に留まって特徴的な「車掌車駅舎」と一緒に撮影する事に。

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平原8:48発、軽井沢行758M。

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発車する直前に日が射して来ました。う~晴れと曇りじゃ色が全然違う~(^^;)
下りホームは島式ですが、中線は使ってないようで架線も撤去されています。


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振り向いて後ろも。高い高架道路の先が撮影地です。


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ダルマ駅舎とは反対側の、用水路に架かる桟道を渡って撮影地へ。


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まずは駅から歩いて5分ほどの道路で、長野行き快速2603Mを撮影、9:10通過。
快速列車は利用客が多くて3両編成だと思ってたけど2両でした。しなの鉄道の標準色も、なかなかイイじゃないですか。写真の右に写ってる古い跨線橋は、信越本線時代からの有名な撮影地。田んぼの中の道をさらに5分ほど歩いて行ってみます。

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平原駅に停車中の軽井沢行2726Mが遠くに見えます。真っ赤な車体の電車は・・・

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30年振りに復刻した、コカ・コーラ電車、9:33通過。

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国鉄からJRに民営化されてすぐの昭和62年、信越本線を走る長野の115系1編成がコカ・コーラ広告電車として登場、その当時は路面電車以外に車体に大胆な広告を出して走る電車は珍しかったので、大変注目されましたね。碓氷峠を超えて高崎まで来る運用もあったので、横軽でEF63を撮影に出掛けた時に見かけた方もいらっしゃったでしょう。私はその当時は残念ながら出会えませんでしたが、今こうして初めて出会ったコカ・コーラ電車、当時よりロゴマークが控えめになって地味に感じます。当時は「I feel Coke」のスローガンが大きく書かれてましたよね。

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軽井沢からまた戻って来たスカ色2両編成、長野行2633M、10:00通過(後打ち)

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そのスカ色が駅に到着すると、お~!初代長野色が並んだ~!
ちょっと前の中央本線の小駅(日野春駅とか)が思い浮かびます。

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軽井沢行2630M初、10:03通過。
次から次へと電車がやって来るので、ノンビリする暇が無く、忙しいです(^^;)


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この「初代長野色」は、国鉄からJRに民営化後、全国共通の標準色から「雨後のタケノコ」のように全国各地に続々と登場した「地方色」の始まりで、その当時地方色は「なんだかなぁ~」って思うのが多かったのですが、この初代長野色と初代新潟色は私は「いいんじゃない!」って思ってました。

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最初に「しなの鉄道標準色」を撮影した場所を、道路からお手軽に少し俯瞰気味に撮影出来ます。バックの山は浅間山と思われますが、この日は雲が多くて・・・。快速2602M軽井沢行、10:22通過(後打ち)。この2代目長野色は、5年前の2015年まで中央本線の立川まで乗り入れていたので記憶に新しいのですが、中央本線の115系が211系に置き換わってからもう5年も経つのかぁ・・・

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軽井沢から戻って来るコカ・コーラ電車は、最初に撮った場所で。長野行2635M、10:24通過。この日は稲刈りが始まってましたが、線路の近くの田んぼはまだだったので、ラッキーでした。なお、このコカ・コーラ広告電車ですが、契約期間満了により10月2日が運用最終日となり、今後は元のしなの鉄道色(他のリバイバル色なのか?)に塗り替えられる予定だそうです。


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駅に戻って来ました。車掌車の車体を再利用した駅舎が今なお現役!
国鉄末期の頃、ローカル線の老朽化した駅舎を取り壊し、貨物列車に連結されなくなって廃車になった車掌車の車体を再利用した駅舎に生まれ変わった駅が増えました。しかし、昭和20年代に製造された古い車掌車を改造したので長持ちせず、新建材の簡易駅舎に建て直された駅が増えたので、最近では北海道以外では見かけなくなりました。この平原駅の車掌車駅舎は大変貴重な存在だと思います。


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窓は開かないので、車内(待合室内)はサウナ風呂状態・・・。
内装は屋根も含め再塗装されてますが、車掌車時代の素材のままですね。

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先日デビューした新型電車のポスターが目を引きます。
この電車が増備される度に、115系が1本また1本と引退します・・・。

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デッキの片側(軽井沢方)のドアは封鎖されていて、こちら側からは室内に入れません。塗装は駅名標のデザインと同じ配色でなかなかいいセンスだと思いますが、色あせが酷くてそろそろ手入れが必要かと思いますが・・・。車体は何度か塗り直されたのか車両番号の跡が確認できなかったのですが~

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しゃがんで車体の下を覗いてみたら(ちょっとドキドキ)台枠にありました!

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10:58発軽井沢行2632M。この日初めて、湘南色が来てくれました!
やっぱり115系はこの色がしっくりしますね。

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抵抗器のブロアー音、イイですよね~!

約2時間の滞在で、スカ色・しなの鉄道色・コカ・コーラ色・長野色・2代目長野色、そして湘南色と、台湾鉄路色とろくもん以外の6色の115系が撮れたのはラッキーでした。

平原での撮影はそろそろ切り上げ、午後は上田電鉄へ回ります。

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平原11:32、長野行2639Mに乗って上田へ向かいます。2代目長野色だぁ!


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しなの鉄道はワンマン運転ですが、3両編成でもすべてのドアが開きます。

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この編成はリニュアルされていました。まだまだ長く使えそうだけどなぁ~


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途中の滋野駅ですれ違った軽井沢行2738Mは新型電車でした!。朝夕のライナー運用の他に、日中は座席をロングシートに変換して普通電車で運用されてるのですね。


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11:58上田着。同時刻に長野から到着したスカ色と並びました。これだけのバラエティーな115系が見れるのは今だけですね。乗るのも良し!撮るのも良し!新型が増殖する前にまた来ようと思います。

さてこれからが本題です(^^;)

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城下駅に期間限定で展示中の、上田電鉄5200系電車を見に行きます!
続きはまた後日に~

上田の湯たんぽ5200系電車を見に行く記事の続きです。

上田電鉄の湯たんぽを見に行く前に、しなの鉄道の115系電車を撮影します。

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軽井沢8:13発、小諸行普通電車に乗って、撮影ポイントの平原駅へ向かいます。


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懐かしい「山スカ」色の2両編成で、中間車モハ114を先頭車改造した少数派のクモハ114に乗車。車番の字体と◆マークは、JR時代から変わって無いのがイイですね!


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クモハ114の車端部の便所の場所は、窓が埋められていて異様な感じ。「サボ受け」は撤去されずに残っていますね!「新宿ー長野」のサボ、入れてみたいなぁ~


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その便所ですが、便所使用中の表示灯はあるけど、閉鎖されていました。しなの鉄道に汚物処理施設が無い為、便所は使用停止になっているそうなので、乗車前に用を済ませておくことをお勧めします。


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この編成はリニュアル未施工で、座席も壁の色も国鉄時代ののまま。東京から近い場所で、まだ昔の汽車旅の雰囲気を味わえるなんて!来て良かった~!


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軽井沢を発車して、中軽井沢・信濃追分と、窓を開けて肘をちょこっと窓の外に出して、心地よい風を受けながら、軽やかに高原の中を駆け抜けて行きます。モーター音もブロアー音も存分に堪能!


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御代田駅に進入する直前に、静態保存されているD51 787号機が見えるのですが、ススキで隠されちゃてその姿を確認できず。保存会の皆さんの努力で、現役時代の姿を維持しているそうで、一度御代田で下車して見学したいと思っていますが、まだ実現していません・・・。


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軽井沢から約20分で平原駅に到着。乗って来た山スカの平原駅を発車して行く姿を撮影。
さてこれから2時間ほど平原駅付近で撮影開始。

続きはまた後日に~


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「上田電鉄の湯たんぽ電車を見に行く」記事の続きです。

昭和61年に東急電鉄から譲渡されたアオガエルこと5000系と共に上田にやって来て、平成5年まで活躍した日本初のステンレス製電車5200系。

引退後はクハ5251が下之郷の車庫で倉庫として使用されて来ました。最近はイベント時に東急時代の行き先を表示したりして、何かと注目される電車です。引退した電車の車体を倉庫として使用する例は数ありますが、その際台車を撤去して動けない状態になってるのがほとんどですが、このクハ5251は台車は撤去せず現役当時のままなのは、歴史的車両の「保存」の意味合いもあるのではないかと想像します。

ステンレス地の波打つコルゲートと丸っこい車体の姿から、鉄道ファンの間では「湯たんぽ電車」の愛称で通じる有名な電車でしたね。

その湯たんぽ電車が、令和2年7/23~9/27までの約二か月間限定で、交換駅の城下駅のホームに停車する形で展示するとの事で、これは見に行かなくちゃ!って事でプランニング。上田電鉄の始発駅上田までは、大宮から北陸新幹線はくたか号で約1時間で着いちゃいますが、それではあまりにもあっけないので、近いうちに引退するであろう「しなの鉄道の115系電車」を午前中に乗って撮って、午後に上田電鉄へとのプランを立て9/16(水)大宮6:54発はくたか551号で、いざ出発~!


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乗車券と新幹線自由席特急券は、大量に在庫を抱える「オレンジカード」を消化。特急券はオレカ千円券2枚+現金640円、乗車券1980円もオレカ2枚で買いたいのですが、券売機でオレカで買える最高額のきっぷは1690円なので、新幹線に乗る前に大宮駅の新幹線乗り換え窓口で差額の現金290円を支払って、区間変更券を発行してもらいました。実は帰りの軽井沢駅で切符を買うとき気が付いたのですが、新幹線専用の券売機で特急券と乗車券を別々に購入すれば、オレカだけで乗車券1980円も買える事を学習しました。

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上田まで行かずに軽井沢で下車、7:34着。途中高崎のみ停車のはくたか号だったので、大宮から40分で着いちゃいました。信越本線の軽井沢~横川間が現役の頃、EF63型電気機関車を前に2台連結して、スピードが出過ぎない様に踏ん張りながら碓氷峠を下っていた列車の軽井沢➡横川間の所要時間は約30分だったから、大宮~軽井沢間の新幹線40分は、速い!速すぎる!!

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改札を出たコンコースから、信越本線時代のホームと屋根がまだ残っていることを確認。黄色い電車はJRからしなの鉄道へ譲渡され活躍後引退した165系電車で、車体を黄色く塗られてキッズスペースとして利用されているようです。

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現在の橋上駅舎の軽井沢駅

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駅舎を出たペデステリアンデッキから、新幹線開業前の旧軽井沢駅舎が見えます。


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信越本線の横川~軽井沢間が現役の時、ロクサン撮影時に旧軽井沢駅は何度か乗り降りしたので懐かしいのですが、じつは新幹線開業後に解体された後、2000年に復元された作り物の駅舎だそうです。

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私のなかでは今は「記念館」として保存してると思ってましたが、2017年から「しなの鉄道」の駅舎として使用されていたとは知りませんでした。

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正面から見る軽井沢駅舎が優雅で綺麗で印象的なのですが、駅前には交番が建っていて真正面から見れないのが残念。車寄せ、こんなに小じんまりしてたかなぁ?

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駅の入り口にはちゃんと軽井沢驛の看板が出てます

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この駅舎の営業時間は7:25~18:15で、早朝・夜間は橋上駅舎の改札を利用するようになっているのですね。

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駅舎内はこんな感じ。私の知ってる軽井沢駅と印象がまるで違います。ちょっとレトロ風に復元し過ぎのように感じますが。床や木材の感じ、もしかしてあの方のデザイン?。調べたらやっぱり~、復元時の家具などのデザインは、あの水戸岡さんが手がけたそうです。

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二階の旧貴賓室は、観光列車ろくもんの待合室になってるようです。

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一般の人も見学料100円で見れるそうですが、時間外で見れなくて残念・・・

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そうそう、一つ大切なモノを見るのを忘れてました。旧軽井沢駅舎の目の前、交番と駅レンタカーの間の狭いスペースに、昭和37年に全線廃止になった草軽電鉄の機関車が保存されています。

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珍しい形の屋根に雨雪から守られてるので、保存状態は良好です。屋根は透明アクリル板なので、陰にならず良く見えます。

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何とも変わった形の機関車ですね。パンタグラフが高すぎて画角からはみ出しちゃいました。私が生まれる前に廃止になってるので、乗るチャンスは無かったのですが、レトロな機関車に牽引されて、ノンビリと草津温泉まで旅してみたかったなぁ~

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説明版です、写真をクリックして拡大して読んでみてください。

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さて、今回使った切符がコレ、しなの鉄道の軽井沢~上田間と、上田電鉄の全線が1日乗り放題のフリーきっぷで1880円。しなの鉄道の軽井沢~上田間の運賃は890円、上田電鉄だけの1日フリーきっぷは1180円だから、軽井沢から別所温泉へ行って帰って来るだけで約1000円もオトクになりますね!


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さてこの旧軽井沢駅舎の改札口を入ると、右手に保存のEF63が見えます。


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待合室も兼ねてるようで、木のベンチが置かれてます。
線路に下りられないよう柵がありますが、撮影には邪魔ですね・・・。

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そのEF63の横には、国鉄時代の懐かしい駅名標が!
余計な装飾も無く実用本位、まさにシンプル・イズ・ベスト!


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EF63の後ろには、アプト式機関車10000型が!バッファー式連結器が凄い!
この10000型の後ろにはマルタイも保存展示されてます。

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小諸発の754Mが7:55に到着。リバイバルスカ色の115系!
EF63も同じ色で、「スカ色」同士の並びにヒデキ感激!(^^;)

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2エンド側のスカートには、電車と協調運転用の複雑なジャンパ栓が見られます。


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撮影してると、駅舎へ向かう多くの人に気が付きました。到着した115系電車から降りて来た乗客(主に高校生)で、地元の方も日常的にレトロ駅舎を利用してるのですね。でも、電車が到着した向こう側のホームとの間には線路があるのでは?との疑問が・・・


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昔は線路だった上にデッキを設け、階段を上がった新幹線口を利用しなくても平面で駅の外に出られるように、いつのまにか改装したのですね!毎日通学で利用する高校生にとって、これはありがたいバリアフリーですね!

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さてこの後、115系を撮影するため4駅先の平原駅へ向かいます。
7:55着の折り返し8:13発スカ色115系の小諸行755Mに乗車。

長くなるので、続きはまた後日に



先週の終わりから遅い夏休みを頂いてまして、昨日9月16日、最近話題になっていた上田電鉄城下駅に期間限定で展示中のデハ5251を見に行って来ました。


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せっかくなので、しなの鉄道の115系電車もセットで行こうと思案していると、こんなベストなフリー切符を見つけ、北陸新幹線で上田まで行かず軽井沢で下車。


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しなの鉄道115系に乗り換え、まずは平原駅で下車。

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2時間ほど115系を撮影

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昨年の台風で上田~城下間に架かる千曲川鉄橋のトラスが流され不通の為、上田駅から電車代行バスで城下駅へ。


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電車の行き違いが出来る城下駅のホームに、パン上げ、前照灯・急行表示灯点灯で展示されてました。まるで現役時代のような姿に感謝感激!


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現役の電車と並び。まるで交換風景のようですね!


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リバイバル丸窓電車に乗って別所温泉駅へ


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終点が近づくと、塩田平の田園風景が広がります。


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約30年振りに降り立った別所温泉駅は、昔のままの佇まいでした。

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その別所温泉駅に静態保存中の元祖丸窓電車デハ5251と、約30年ぶりに再会。


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帰りに復旧工事中の鉄橋を、近くで見てきました。
コロナもそうですが、普段通りの日常に早く戻りますように。

今回の記事はダイジェストで、詳しくは日を追ってアップします。

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