5/23(土)~24(日)青森遠征記の最終章です。
5/24(日)早朝に、ブルートレイン北斗星と急行はまなす号を撮影し、今回の遠征の目的は一応終了。帰りの新青森13:52発はやぶさまでフリータイム。
せっかく青森の津軽半島まで来たので、竜飛岬まで行ってみようと決定。
一旦宿に戻って朝食を頂いてちょっとマッタリ。
竜飛岬へ行きがてら、蟹田8:51発函館行き485系特急白鳥を撮って行こうと
宿を8時に出発。
はまなすを撮影した蟹田~中小国の田んぼへ。この時間は風が強く吹いていて、水鏡はダメ~。そう考えると、北斗星はまなすの通過時の水鏡は本当にラッキーだったのですね。
まずは蟹田駅で函館行485系白鳥とすれ違う、青森行スーパー白鳥14号を撮影。昨日に続き2両増結してるけど、またしても785系改造車には巡り合えませんでした。8:48通過。
函館発新青森行きの1番列車のスーパー白鳥なのに、なぜ2号じゃなく14号なのか?正解は、新青森で接続してる東北新幹線東京行きはやぶさが14号なので、乗り継ぎ客に分かりやすいようにとの配慮なのでしょうね。
続いて485系特急白鳥93号、8:55通過。
振り返って後ろも撮影。所定の6両に2両増結の8両編成。
8両だと特急らしい貫禄がありますね。
蟹田から車で約50分、竜飛に到着。蟹田から思っていたより遠かったです。
まずは青函トンネル記念館を見学します。駐車場は日曜なのにガラガラ。
東北新幹線が新青森まで全線開業したのは2010年12月なのに、まだ垂れ幕が。
記念碑的に残してあるのかな?
歓迎の文字に迎えられ、さっそく中へ入ります。
入場料は 400円。斜坑ケーブルに乗るにはプラス1000円。入場時にセットで買うと100円安くなります。10時前に着いたのでまだ営業時間前かな?と心配になるも、営業開始時間は意外と早くて朝8:40からでした。終わりは夕方17時まで。でもなんでそんな朝早くから営業してるのでしょうね?
チケットを買う時「次の斜坑体験ケーブルカーは何時発車ですか?」と聞くと、「9:50がもう出ます」との事。入館した時もう9:50だったけど、まだ間に合うそうなので急いで乗り場へ。
ホームはこんな感じで、かなりの急勾配。レールの真ん中に、ケーブルが通るかっ車が見えますね。レール幅はナローゲージっぽいですね。ケーブルカーは飾り気の無い実用本位な感じの車両ですね。
側面には明かり取り窓があります。
車両番号は セイカン1
ホームの下の空間には、作業用と思われるケーブルカーと貨車がありました。
でも、あそこからどうやって、この線路に来るのかな?
定員40名に対し、乗客は私たちを含め4人でした。1人がけと2人がけのクロスシートが並んでます。運転席はバスみたいに右側にありますね。
車内には日立のプレートがあったけど、製造年度は不明。
運転席の横の短いロングシートは、前方が見える特等席ですね!
運転席の後ろに座ってる方は、この後坑道内を案内してくれる係りの方です。
約8分で体験坑道駅に到着。
海面下140メートルと言われてもピンときませんね。
海の底から何メートルなのかが気になります。
778メートルを所要時間8分、時速は・・さぁ皆さん考えよう~!
実際に青函トンネルを作る時に使った、作業坑を案内してくれます。
坑道内は団体行動で、案内係の方の後ろをついて行きます。
乗って来たケーブルカーの線路から、作業坑へ分岐する線路。かなり曲がりくねって急勾配な線路です。建設資材をケーブルカーで作業坑まで運んだのでしょうね。
写真の奥の明るい所が、ケーブルカーの線路。
坑道の一角には水槽が。魚の名前を説明してくれたけど、もう忘れました(^^;)
なかなか雰囲気ありますね。かつて資材運搬用に使われたレールもそのままです。
迷子にならないように、最後のお客さんの後ろを係員さんがついて来てくれます。
この係員さん制服着てるけど、ケーブルカーの運転手さんじゃないから、このトンネル内に常駐してるのかな?
実際に使われた作業車が展示されています。
作業坑は複雑に分岐してるので、迷子にならないように気をつけましょう!
この柵の先には列車が通る青函トンネルの竜飛海底駅があるそうで、現在は新幹線工事の影響で駅は営業休止中。当然立ち入り禁止です。
このドアの向こうが、本当は見てみたいですけどね(^^;)
私たちがここを訪れた1か月前に、特急スーパー白鳥号の床下から煙が出た事故がありました。その時、スーパー白鳥は竜飛海底駅に緊急停車して、乗客はこのドアの向こうからここを通り、ケーブルカーで地上へ避難したそうです。
坑道内に滞在時間は約30分間でした。
係り員さんに促されて、ケーブルカーに乗り込みます。
帰りは運転席横の特等席に座れました。
このポイントが、先ほど見た作業坑へ分岐する線路です。
乗り心地は良くないです。レールのつなぎ目を通過する時、凄い振動が来ます。
行き帰りのケーブルカーに載ってる時間を含め、坑道体験ツアーは45分掛かりますので、時間に余裕を持って来る事をお勧めします。
記念館の展示物も、興味ある物がたくさん。来場者は少ないのは寂しいですが・・。
新幹線と在来線が一緒に走る青函トンネルの模型。
トンネル内を走るのは200系とED79。これはある意味、貴重な展示物ですね!
青函トンネル入り口の上にある銘板の文字は、トンネル開通当時の総理大臣、中曽根康弘氏の書なんですね。
記念館を後にして、まだ時間があるので、竜飛岬の灯台まで行ってみる事に。
途中にある有名な階段国道。
下まで下りて見ようかと思ったけど、思いのほか高低差がありそうなので止めました
階段国道の所から、更に上に上がった所に灯台があります。そこからの眺め。
灯台の中には入れないようでした。
竜飛岬の先端には自衛隊の防衛施設があって、景観が損なわれてますね・・・。
この日はイイお天気だったけど、19キロ先にある北海道は見えませんでした。
イイ景色だけど、風がものすごく強くて、あまり長く居られませんでした。
灯台のちょっと下の駐車場の横にある、この立派な石碑には・・・
石川さゆりが歌った「津軽海峡冬景色」の歌詞が書いてありました。
真ん中の赤いボタンを押してみたら、本人の歌が流れました。
♪上野発の夜行列車~で始まると思ったら、♪ごらんあれが竜飛岬北のはずれと~
から歌が始まります。いいですね~!津軽海峡冬景色♪
他の演歌歌手が歌ってもヒットしなかったんじゃないかな?
石川さゆりさんの、あの歌い方じゃないとダメですね。
11時過ぎに竜飛岬を後にして、12時半に新青森駅に到着、レンタカーを返却。
新青森駅の中は、いろんなお店があって賑わってました。
その一角にあった食堂で食べた「ほっけ定食」、美味かったなぁ~!
新青森駅の駅名表。
いまは終着駅ですが、来年3月には「奥津軽いまべつ」の駅名が追加されます。
ホームぎりぎりに停まるので、こんな感じにしか撮影できません。
新青森13:52発、東京行はやぶさ22号で帰ります。
ドアが開いたのは発車5分前。もう少し早く乗せて欲しいですね。
E5系の車内は落ち着いた配色ですね。
帰りの乗車券は、えきねっと列車限定割引トクだ値25を利用。
発車一ヵ月前にパソコンからアクセスして取れました。
所定の乗車券+特急券の値段は16620円だから、4160円もオトクに!
最後に今回のツアーのメイン、北斗星☆はまなす号の写真を貼って、今回の撮影記を締めたいと思います。
ご一緒させていただいた○○さん、レンタカーの手配等たいへんお世話になりました
。ありがとうございました。
そして最後まで読んで下さった皆さん、ありがとうございました。
今後の皆さんの撮影の参考になれたら幸いです。